銀行の窓口対応
あなたが、夫婦のどちらかにローンを一本化したいと思った時、まずは現在の借入先の銀行に相談することを思いつきませんか。
しかし、銀行員はこのような「後ろ向き」の相談には積極的に応対してくれません。なぜなら、「債務者が二人」の状態から、「単独の債務者」に代わることになり、銀行にとっての返済条件が悪くなるからです。
本音では、たとえ離婚しようともローンが終わるまでは二馬力で返済し続けて欲しいと思っています。全ての銀行がそうであるとは言いませんが、これが実情です。
銀行が一本化を拒む根拠は「ローン契約書」に記載されていて、そのことは契約時にひととおりの説明を受けているはずです。
しかし、思い返してください、契約なんて、適当に話をきいて、訳も分からずに署名して、ハンコをついて・・・を繰り返しただけで、ロクに理解していませんでした、というのが率直な感想ではないでしょうか。
重要なことは、ペアローンは、夫婦の収入を合算することを前提としているローンであるということです。
銀行としては、あらゆる事態を想定して契約を締結していますので、今より悪い条件になるような変更には簡単に応じてくれないと思ってください。